元国会議員秘書が解説する、「ドライバーは見た!」、裏の政界の事情通の存在

 またしても、車に関連するネタになります。国会議員の秘書の仕事で、議員の車を運転するというものがあります。国民の方々にとっても、一番イメージしやすい秘書の仕事なのではないでしょうか?

 国会議員本人は、絶対に車を運転することはありません。といいますか、全く、ありえません。(個人的に夜中にこっそりと、運転している人はいるかもしれませんが。。。)

 何故、運転をしないかと言うと、交通事故の当事者にさせないためです。国会の本会議、委員会があり、出席しないといけないのに、交通事故の当事者になってしまって、欠席とならないために、そうしています。

 昔の記事で、少しふれたことがあるかも知れませんが、自民党の場合、車を運転する秘書は、ほぼ運転が専任で運転する場合が多いのではないかと思います。専任の人間でなければ、その一日のスケジュールを廻すことが難しいくらい、国会議員は、一日中、動き回っています。都内の主要な施設(数多くの有名ホテル、日本武道館、イベント会場、空港、東京駅)への道路に熟知している必要があります。

 昼間も忙しく、動き回っている国会議員ですが、夜も当然、様々な会合に出席します。我々秘書は、国会議員のスケジュールは、当然、把握しているのですが、夜の会合の場合、主催者以外、誰が出席するのかが分からないものもあり、どんな趣旨の会合なのか、うかがい知ることが出来ない場合があります。

 ドライバー担当の秘書の場合、その会合の会場まで、ついていくことになるので、誰が出席していて、どんな会合なのかを知る気概が、とても多いです。また、他の議員のドライバーとも、様々な会場で一緒になるので、横のつながりが強く、情報のやり取りを頻繁にしているので、裏事情に精通しています。

 実際にあった会合の一例をご紹介すれば、某議員がセッティングして大手航空会社のCAさん達との合コン、当選同期同士のマージャン大会、実は、ホテルの一室に呼び出したのは、田原総一郎氏が取材をする為だったなど、色々ありました。

 私は、ドライバーはやったことがなかったのですが、随行員(カバン持ち)として、会合に参加することが良くありましたが、安倍晋三前首相との会合、山崎拓との会合など、有名議員と会食をしたことがありました。

 政局は、よく、夜つくられるとも言われますが、政策論は、日中に行われますが、政策論ではない、政局に関することは、自分の目で見てきた感じでは、正に、その通りだと思います。

 その裏の事情に精通しているのが、ドライバーだということが出来るのではないでしょうか?